Linuxを学ぼう!「Linux技術者認定 LinuC(リナック)」

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IT系

Linuxとは

LinuxはUNIX互換のOSである。OSSの一つであるので、誰でも自由に改変でき、サーバ用のOSや、ロボット、家電などに組み込まれるOSなど、様々な用途に派生している。

Linuxという言葉は、厳密にはLinuxカーネルのことを指すが、広義の意味としてLinuxカーネルを含み利用しやすい形にまとめたソフトウェア群であるLinuxディストリビューションを指すこともある。

UNIXとは

UNIXは現存する最も古いOSである。1970年ごろにアメリカのAT&Tベル研究所で開発された。マルチタスク・マルチユーザーを実現している。
CUIで操作を行うことが多く、軽量で素早く動作する。
UNIXの中で、代表的なものは、IBMのAIX、HPEのHP-UX、OracleのOracle Solarisなどがある。

Linuxでは、もともとUNIXの仕組みであるSytemVを参考にしていた。

OSS(Open Source Software)とは

ソースコードが無償で公開されているソフトウェアのことである。

OSSは、OSI(Open Source Initiative)という団体に定義・認定されている。
OSSのソースコードは無償で公開されているが、利用にあたり、守るべき規約が設定されている。

Linuxの系統

Linuxはディストリビューションの形で配布される。
ディストリビューションには多くの種類があるが、RedHat系、Debian系、Slackware系の3つの系統に分けることができる。
主にアプリケーションはの管理方法に違いがある。RedHat系は、「rpm」、Debian系は、「deb」という仕組みを使っている。
なお、Slackware系では、一般的にユーザーに管理がゆだねられている。

Linuxの資格

Linuxの知識、スキルを証明する主な資格は、「LPIC」と「LinuC」である。

LPICは、試験範囲が世界基準で決められており、グローバルな資格である。

LinuCは、エンジニアの実務に焦点をあてた資格である。
Linuxの他に周辺の技術である仮想化/クラウド、セキュリティやOSSなどの知識を深めることができる。

今回は、「LinuC(リナック)」を取り上げる。

LinuC(リナック)とは?

inux技術者認定「LinuC(リナック)」とは、クラウド/DX時代のITエンジニアに求められるシステム構築から運用管理に必要なスキルを証明できる技術者認定です。アーキテクチャ設計からシステム構築、運用管理までの技術領域を広くカバーしており、4つのレベルの認定取得を通じて一歩ずつ確実に求められるスキルを習得し、それを証明することができます。
LinuCの出題範囲策定や試験開発は、実際に現場で活躍しているハイレベルなITエンジニアが参加するコミュニティによって行われています。そのため、グローバルで業界標準として利用されている技術領域をカバーし、システム開発や運用管理の現場で本当に必要とされる知識や実践的なスキルを問う内容になっています。その結果として従来型のLinux領域にとどまった技術認定とは異なり、国内・海外を問わず活躍を目指すITエンジニアにとっても十分役立つ技術者認定となりました。

LinuCシステムアーキテクト
オンプレ/クラウド、物理/仮想化を含むシステムのライフサイクル全体を俯瞰して最適なアーキテクチャを設計・構築ができる上級エンジニアの証明(ITSSレベル4相当のスキルレベル)

LinuCレベル3
異種混在環境の運用、Linuxベースのセキュアなシステムの設計・構築、大規模な仮想化システムや高可用性システムの構築などのスキルを持つスペシャリストの証明(ITSSレベル3)

LinuCレベル2
仮想環境を含むLinuxのシステム設計・ネットワーク構築において、アーキテクチャに基づいた設計・導入・保守・問題解決ができるエンジニアの証明(ITSSレベル2)

LinuCレベル1
コンピュータシステムを理解し、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える即戦力エンジニアの証明(ITSSレベル1)

LinuCの公式サイト

Linucの公式サイトには、学習に役立つ情報が満載である。

なかでも「無償で使える学習補助教材」は、ありがたい。

これから新しいことに挑戦されるなら、Linuxを実践的に学んでみてはいかがだろう。

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