大ヒットを続ける「トップガン マーヴェリック」。
全米では、なんと公開3週目の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を抜き返し、本格的な夏の興行シーズンをむかえて公開の始まっている強力な新作や話題作をことごとく退け首位を奪還!(「映画トップガンマーヴェリック」公式サイトより)
筆者は幸運にも公開初日の5月27日に鑑賞できた。
トム・クルーズの出世作となった航空アクション映画「トップガン」(1986年)。
その前作「トップガン」を見ている筆者は、名曲『Danger Zone』をバックに始まった最初のシーンから、懐かしさと期待感で胸がいっぱいになっていた。
前作から36年が経っている。けれどもトムのあの笑顔は少しも変っていなかった。そんなトム扮する主人公マーヴェリックは、その性格ゆえに一向に出世せず、なんといまだに現役パイロットであり続けていた。今回のミッションはエリートパイロット養成学校「トップガン」をしても実行不可能と思える、前作の何倍も難度の高いもの。そこで、最後の切り札として呼ばれたのが、マーヴェリックだった。教官として赴任したその選抜チームで再会したのが、なんと前作で訓練中の不慮の事故で亡くなった相棒グースの息子「ルースター」。ルースターとの確執に悩むマーヴェリック。
この映画の見どころのひとつは航空シーン。なんとCGではなく実写なのである。F/A-18やF-14が画面狭しと大活躍する。また人体へのGフォースの影響描写も迫力満点だ。
今回のミッションへの適合性から選ばれた機体はF/A-18。戦闘攻撃機という二面性も珍しいが、複座型というのは前作でマーヴェリックと共に大活躍したF-14トムキャットと同じである。コックピットに二人が乗り込むので、緊迫したやりとりも魅力の一つになっている。
筆者はかつて、F/A-18を山口県の海兵隊岩国飛行場で、F-14を岐阜県の航空自衛隊岐阜基地で実機をみている。特にF-14の低空から機種を上げて、そのままロケットの様に急上昇する迫力が、この映画では見事に表現されている。
より速く飛ぶために無駄を極限までに取り払ったデザインの機体は本当に美しい。この美しい機体が美しいまま決して実戦に出る事態が起こらないことを願わずにはいられない。
海軍大将となった旧友・アイスマンとの再会。さらにチームには前作には入っていなかった女性隊員が入っていたりして、時代の流れを感じられる。
レディー・ガガが歌う映画の主題歌「Hold My Hand」も映画を盛り上げている。
帰宅後にアマプラで前作「トップガン」を思わず観返してしまったほど。(笑)前作を見た方も見ていない方も是非ともご覧いただきたい。
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