【色彩飛行】はじめてのルノワール

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今回は、筆者も大好きな「ルノワール」の魅力とその人となりがわかる書籍をご紹介しよう。

「【色彩飛行】はじめてのルノワール  中川真貴 (著) 求龍堂 以下本書という。」である。

【色彩飛行】はじめてのルノワール

本書の特徴は以下の通りである。

印象派の巨匠・よろこびの画家・ルノワール。

「絵画は壁を飾るものだから、それは綺麗で明るく楽しいものでないといけない」と言ったルノワールの作品は、なぜこれほどまでに人々の心を温かくするのか。

本書は、作品をそのメインカラーによって章分け。

赤、青、黄ーー色の章の扉をひらき、代表作1点1点の鑑賞をとおして、人間的にも崇高な精神の持ち主であり、魅力溢れるルノワールの人間性に触れる。

また、その生きた時代背景を知ることで、作品の中に生き続ける純粋な画家の魂に迫るルノワールへの入門書である。

■目次■

はじめに/掲載作品Index Map/本書をご覧になる前に

ルノワールの青

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会/パリジェンヌ/ぶらんこ/雨傘/シャルパンティエ夫人と子どもたち/母と子(散歩)/ヴェニス、総督の宮殿/金髪の浴女/劇場にて(初めてのお出かけ)

ルノワールの赤

二人の姉妹(テラスにて)/ジャンヌ・サマリーの肖像/画家の家族/南仏の果物/アルジェのアラブの祭日/道化の衣装のクロード・ルノワール/パリスの審判/授乳する母親/花束と団扇のある静物

ルノワールの黄

舟遊びをする人々の昼食/ヴィクトール・ショケの肖像/陽光の中の裸婦/フェルナンド・サーカスの曲芸師たち(ふたりのサーカスの少女)/ジュリー・マネあるいは猫を抱く子ども/浴女たち(ニンフ)/ピアノに寄る少女たち/眠る裸婦

ルノワールの緑

ラ・グルヌイエールにて/水浴する女とグリフォンテリア/イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢/大水浴図/ガブリエルとジャン/レスタックの険しい岩山/団扇を持つ少女/草原の坂道/自画像

ルノワールの白

小さな貴婦人/ロメーヌ・ラコー嬢/春の花束/踊り子/たま、日本の犬/田舎のダンス/都会のダンス/アルジャントゥイユの庭のカミーユ・モネと息子ジャン

ルノワールの黒

オダリスク(アルジェの女)/アントニーおばさんの宿屋/フリデリック・バジールの肖像/日傘のリーズ/猫と少年/桟敷席/絵筆を持つクロード・モネ/読書する女/勝利のヴィーナス(コレット荘の庭)

◎コラム

印象派とは/ルノワール家族の肖像/ルノワール交遊図/日本で観られるルノワール/ルノワールを取り巻く女性たち

年譜

Amazonの本書の紹介ページ

《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》1876年 オルセー美術館(フランス)
《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢》1880年 チューリヒ美術館(スイス)
《ピアノに寄る少女たち》1892年 オルセー美術館(フランス)

本書は、色をキーワードにルノワールの作品を紹介している。

サイズはB5サイズと、一般的な書籍よりはちょっと大きめである。

本書の楽しみ方は人それぞれである。

作品をじっくり鑑賞するもよし、解説を読み込んで、ルノワールについての理解を深めるもよし。

ぜひ手元に置いておきたい一冊である。

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