映画「グリース」・オリビア・ニュートン・ジョンさんを悼む

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今朝は衝撃的なニュースで始まった。「オリビア・ニュートン・ジョンさん死去」

なんということだろう。この悲しみは筆舌に尽くしがたい。

筆者はプロフィールでもご紹介している通り「映画 グリース」が特にお気に入りである。設定、登場人物すべてが素晴らしいが、もちろん「オリビア」の存在は別格である。本ブログでも映画の話題で「グリース」を取り上げようと何度か思ったが、好きすぎて、かえってまとまりのない文章になってしまうのがわかっていたので、ためらってきた。しかし、オリビアを失ってしまった今、やはり、この映画に触れておかねばと思いなおした。まとまりがなくたって、とにかくオリビアに対する感謝の言葉を伝えられればそれでいいと思う。

「グリース」はミュージカル映画である。重要なシーンは歌で表現されるので、ストーリー展開を妨げると思われる方もみえるだろう。しかし、この映画に限っては、とても自然で、歌がストーリーに深みを与えてくれている。

夏休みの避暑地で出会った、高校生のダニー(ジョン・トラボルタ)とサンディ(オリビア)が、新学期早々にダニーのライデル高校にサンディが転校してきて再会。しかし、不良グループ「T・バーズ」のリーダーでもあるダニーは仲間たちの手前、サンディにつれない素振りをして怒らせてしまう。

女子の「ピンク・レディース」のお泊まり会の夜、ダニーと仲直りできずに一人悩むサンディが庭に出てくるシーンで、オリビアが歌う「Hopelessly Devoted to You」が流れる。ほんとに切なくて、でもオリビアの魅力が存分に表されている。名シーンの一つである。

高校生たちの行きつけのカフェテリアで、偶然出会うダニーとサンディ。ちょっと気まずいジュークボックスでのシーン。バックに流れる、シンディ・バレンスの「It’s Raining on Prom Night」がすごくいい。筆者お気に入りの一曲である。

後半の高校のダンス・コンテストでのシーン。ダンス相手を待つ女の子たち。シャ・ナ・ナの「Those Magic Changes」がバックに流れて、青春時代のちょっと切ない気分にさせる。そして、ダメ押しが、同じくシャ・ナ・ナの「TEARS ON MY PILLOW」だ。

このダンス・コンテストにはダニーとサンディはペアで出場したものの、途中で邪魔が入り、お互い離れ離れになってサンディは激怒。その上、仲直りしようと一緒に訪れた「ドライブインシアター」で再び大喧嘩。その後トラボルタが歌う「Sandy」がこれまた切なくて胸を熱くする。

「T・バーズ」と対立するグループ「スコーピオンズ」のリーダーのレオに挑まれたカーレースに仲間の代わりに出て、しかも勝利してしまうダニーの姿を遠くで見ていたサンディは、自分も生まれ変わろうと決意する。バックに流れる「Look at Me, I’m Sandra Dee」。実は先のお泊まり会でまじめなサンディを茶化して歌われていた曲なのだが、ここではまったく歌詞を変えて、しかもオリビア自身が歌っていてびっくさせた。

高校の卒業式の日、ダニーはサンディに好かれようとRの文字が入ったセーターで現れて、「T・バーズ」の仲間たちに笑われてしまう。そんな中、仲間の一人が異変に気付く。そして他の面々も。なんと、サンディが今までのポニーテールのお嬢様スタイルから革ジャンのセクシースタイルに大変身。よくDVDのジャケットなどで見かける画像なのだが、登場シーンはここなのである。そして、トラボルタとオリビアのデュエット曲「You’re the One That I want」がこのシーンを盛り上げる。名シーンである。

そして、筆者も大好きな「We Go Together」が流れて大団円となる。校庭が遊園地になっていて、みんなで歌い踊るのが、いかにもアメリカらしいと思わせた。

最後にオリビア、今まで本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。

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