基本情報技術者試験対策(5)「10進数と2進数の変換(2)」

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IT系

2進数を10進数に変換する

それでは、2進数を10進数に変換してみよう。 2進数を10進数にする手順は、「各桁の数字に、 桁の重みを掛けて、集計する」 である。 「桁の重み」 とは、 桁の位置が示す数の大きさのことである。

例を示してみよう。下図は、 1111011という2進数を10進数に変換する手順である。 123という10進数に変換できた。

桁(左→右)2進数の値2のべき乗(重み)計算式結果
7桁目12⁶ = 641 × 6464
6桁目12⁵ = 321 × 3232
5桁目12⁴ = 161 × 1616
4桁目12³ = 81 × 88
3桁目02² = 40 × 40
2桁目12¹ = 21 × 22
1桁目12⁰ = 11 × 11
合計64 + 32 + 16 + 8 + 0 + 2 + 1123

2進数を10進数に変換する仕組み

「各桁の数字に、桁の重みを掛けて、集計することで、2進数を 10進数に変換できる」 仕組みを説明しよう。 ここでも、10進数の仕組みに当てはめて考えてみよう。
例えば、456という10進数で、 各桁の数字に、 桁の重みを掛けて、集計すると、 どうだろう。
下図に示したように、 456が得られる。 これは、数というものは、 各桁の数字に、 桁の重みを掛 けて、集計した値を意味しているからです。 456は、100が4つと、10が5つ と、1が6つあり、それらを集計したものである。

桁の位置
(左→右)
桁の数字桁の重み(10のべき乗)計算式結果
百の位410² = 1004 × 100400
十の位510¹ = 105 × 1050
一の位610⁰ = 16 × 16
合計400 + 50 + 6456

数というものが、各桁の数字に、桁の重みを掛けて、集計した値を意味しているのは、2進数でも同じである。 ただし、10進数と2進数では、桁の重みが違う。 10を基数とした10進数では、最下位のが1桁が上がると重みが10倍になる。 したがって、 10進数の桁の重みは、最下位桁から順に、1、10、100、1000、(指数で表すと、 100、10、102、10、………) である。

これと同様に考えて、2を基数とした2進数では、最下位桁の重みが1で、 桁 が上がると重みが2倍になる。 したがって、 2進数の桁の重みは、最下位桁から順に、1、2、4、8、…………… (指数で表すと、20、21、22、23、……) である。

参考)情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]2025年版

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