英語に親しもう(ラジオ英会話を聴いてみよう)

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文法と語彙を確認しよう

みなさまは「ラジオ英会話」(以下「ラジ英」という)をご存知だろうか。今回はその魅力をお伝えしよう。

「ラジ英」の歴史は長いが、筆者は2017年から本格的に聴き始めた。その矢先、翌2018年4月、「ラジ英」は大幅にリニューアルされた。中学英語をベースにした「基礎英語」シリーズを卒業した高校生初級英語の先を目指す方向けの講座になったのだ。前任の遠山先生の講座も大変人気であった。内容はどちらかというと英語経験者向けというイメージだった。よどみないテンポのよい構成で英語の楽しさは十分伝わった。しかし初級者には少々敷居が高いことも否めなかった。そんな中、大西泰斗先生による同講座が始まったのだ。副題は「ハートでつかめ!英語の極意」である。

ラジオ英会話2018年

大西先生の講座の特徴は、英文法の理解と語彙を固める英会話。「英語学習で避けることのできない基礎、それが英文法。英語の基本的なしくみを体得していなければ、英語を自由に話すことはできません。この基礎が不足しているから英語が話せなかったのです。」という先生の言葉を聞いたとき、筆者は、自分が求めていたのはまさにこのことだったんだという思いがこみ上げてきた。

また、ダイアログに出てくる単語は意識して覚えようとの教えがある。「この単語いつ使うのかとは決して思わずいつか必ず使う機会があると思ってください。」とのことである。名言である。

それ以来、先生の「文法と語彙を確認しよう」が常に筆者の英語学習の基本となった。

ラジオ英会話2022年

レッスンは月曜から金曜までの5日間。その内、月曜から木曜までは、基本テーマに沿った会話「ダイアログ」の「文法と語彙を確認」したのち、「ダイアログ」の「キーセンテンス」の重点解説。そして、「キーセンテンス」から派生したフレーズの音読練習と続く。最後は、「表現を実際に使ってみよう」と基本動詞を使って文を作る練習である。ここではテキストの正解を隠してご自分で考えるのがおすすめである。

金曜日は「今週のReview」。今週のダイアログの内容について英語の質問と3つの選択肢が流れる。聞き取って答えるトレーニングである。そして、あるシチュエーションでの対応の表現のトレーニング。どちらも歯ごたえあるが、徐々に慣れていけば良いと思う。

大西先生と番組パートナーのクリスさんとローザさんの息もピッタリ。とても充実した15分間である。これが毎月のテキスト代だけで受けられるのだ。とってもお得かつ幸せなことである。

英文法ガイダンス

さらに、本編の後ろには「英文法ガイダンス」が付属している。この講座で採用されている英語語順のシステムが説明されている。そのポリシーは、ズバリ「英語を話すためには語順を厳守」。英語は配置の言葉という大原則を常に意識することが徹底されている。レッスンの合間などに、この「英文法ガイダンス」とそれに続く「イメージガイダンス」に目を通しておくと理解がスムーズに進むだろう。

テキストは多彩な連載も魅力

「ラジ英」のテキストはそれだけではない。連載も充実している。その一部をご紹介しよう。

「名著への招待」 海外文学に挑戦してみたい方に古典から話題の作品までを紹介している。

「クリスの英語でよもやま話」パートナーのお一人、クリスさんの英語エッセイ。和訳つき。

「ながめる英語図鑑」テーマに沿ったイラストに散りばめられた英語表現を楽しもう。

「英語で読む 戦国武将列伝」戦国武将のストーリーが英語で語られる。和訳付き。

いかがであろうか。「ラジ英」の魅力が少しでも伝われば幸いである。

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