英語の基礎を作る音読
英語の上達を目指すなら地道な基礎トレーニングは必要だ。ご自分の話す言語・・日本語でも幼少期から知らず知らずのうちにトレーニングを積んで使いこなすまでになったハズだ。それは生活が日本語に囲まれ、日本語で成り立っているからだ。私たちが第2言語として英語を学び、短期間で使いこなすにはもっと効率の良い方法が必要だ。それが音読という方法である。
推しの音読の方法とは
音読の詳しい手順、これは専門家の先生にお任せすることになるが、私の経験をもとに説明していきたいと思う。最後に参考になる書籍をご紹介しよう。
まずは、適当なテキストを用意する。(おすすめは後述する。)もちろん、ネイティブによる音声付きのものだ。その音声を、スマホなりパソコンなりに保存する。テキストを音声データがそろったら練習開始。ここで、注意点をひとつ。音声の一文が音読するには長い場合、句節でポーズをいれること。その間音読する。なぜなら、せっかくネイティブの発音を聞いても、長い一文だと、初めの部分を忘れてしまい、そこはどうしても自己流になってしまうので、それを防ぐねらいがある。
文法は常に意識すること。英語は配置の言葉ということは前にも述べたが、英語を意味の固まりごとに理解してくことを意識したい。
READ AND LOOKUP もおすすめだ。英文を熟読して一時的に記憶して、テキストから顔を上げて発音してみる。これはすべての英文に対して行わなくても気に入った一文で取り組もう。
おすすめの書籍
英会話・ぜったい・音読 【入門編】国広正雄編 講談社インターナショナル
この本は私が英語の再チャレンジの際に最初に使った教材だ。初版から20年ほどになるが、今も評価の高い書籍である。題材は中学1、2年生用の英語教科書から選び抜いたものが使われている。説明書きに「はじめてのTOEIC受験にも最適!」とはなっているが、私の経験からは、TOEICの語彙はビジネスで使うものが主流なので、この本だけで受験準備とはいささか頼りない。やはり適切な単語集での語彙力強化が必要である。これは別の機会に説明しよう。
NHKラジオ英会話 英会話 話を組み立てるパワーフレーズ トレーニング編 大西 泰斗著 NHK出版
私も愛聴しているNHKラジオ英会話の過去の放送分からスキットを選んで編集したものである。一フレーズの長さが音読の練習にはちょうど良い。なお、同じ著者の「講義編」もある。
音読の参考書として
音読で外国語が話せるようになる科学 科学的に正しい音読トレーニングの理論と実践 門田修平著
SBクリエイティブ
音読のトレーニングについて詳しく解説がなされている。興味がある方はぜひ一読してほしい。
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