簿記3級の学びを始めよう

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なぜ簿記3級から始めるのか

日商簿記は「初級」からスタートできるようになっている。ではその違いは何かというと、

初級の対象者は経理担当者だけでなく、ビジネスパーソン全般を対象とすることを重視しています。

簿記の基本的な用語やしくみを理解することを第一の目標としているため、学習範囲から「決算」に関する処理は除かれています。

3級では決算に関わる問題は必ず出題されているため、初級学習後は、この「決算」を攻略する必要があります

日本商工会議所HPより

しかし、実務の世界ではこの「決算」こそが、簿記の目的でもある。従って余程のことがない限り、3級からスタートすることをおすすめする。

簿記は仕訳

この言葉は、筆者が簿記の学習を始めたころ、通っていた簿記学校の講師から聞かされた言葉である。それ以来これまで、簿記の学習を続けるなかで、その通りだと実感させられている。しかも、新試験方式になり、本試験における仕訳の重要性はさらに高まったというではないか。(TAC出版調べ)

簿記3級を独学で始めるなら定評ある書籍、例えば、スッキリわかるシリーズ スッキリわかる 日商簿記3級 第13版(TAC出版)がおすすめだ。このことは前の簿記の回でも書いておいた。簿記3級試験の範囲をまんべんなく学習することができる。ただし、先に述べたように「簿記といえば仕訳」なのである。

仕訳問題は、なんと100点満点中45点。(TAC出版調べ)

そして、仕訳は暗記の努力なくして獲得できないのも事実。ではどうしたら効率的に仕訳が学べるのか。そんな受験生の疑問に応えるのが、「究極の仕訳集 日商簿記3級 第6版」(TAC出版)である。

究極の仕訳集 日商簿記3級 第6版

この書籍の「はじめに」のページには例の文言が載っている。「簿記といえば仕訳」。本当に大切なことは、必ず初めに書いてあるものだ。納得である。次に本書の使い方。左側に問題、そして右側に解答の見開き構成。文字の大きさもちょうど良い。そして赤シートまで付属している。学習者への配慮が感じられるし、学習効果が十分期待できる。大きさはB6変サイズ。カバンなどに入れてもかさばらない。とってもハンディなサイズである。これならいつでもどこでも学習を始められる。

なお、この書籍の読者特典として、「仕訳Webアプリ」にアクセスできる。

書籍の説明に戻ろう。

「ウオーミングアップ編」4問。まずは、資産、負債、資本、収益、費用のホームポジションを確認しよう。

基本仕訳編」130問。→ ここを繰り返し解いて基礎固めをする。

「本試験演習編」第1問対策、第2問対策、第3問対策。→ 本試験レベルの問題に挑戦できる。

さらに「勘定科目一覧表」がついている。勘定科目の暗記も大切である。貸借対照表の勘定科目、損益計算書の勘定科目がレイアウトされて載っている。これを本体から切り離して、いつも肌身離さずという気持ちで取り組もう。実際、勘定科目を暗記しているかいないかは合否の分かれ目にもなってくる。

仕訳を制する者が簿記3級本試験を制するといっても、過言ではない。この書籍を繰り返し解いて、仕訳をマスターしていただきたい。そして、簿記3級の短期合格を目指そう。

おすすめリンク

TAC出版の簿記3級の情報ページ

商工会議所の簿記検定のページ

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