TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICという)はリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
出題形式は毎回同じである。
筆者がTOEICを初めて受験したのは、ちょうど20年前になる。(2002年3月)当時は、学校英語から離れてしばらく何も勉強していない状況からのスタートであった。中学英語の復習を終えたばかりで、ビジネス英語のTOEICはとても難しく感じたことを覚えている。その後は英語の勉強は続けていたもののTOEICはなんとなく敷居が高く感じられ受験しなかった。その後一念発起して受験したのがその10年後、今から10年前のことである。(2012年7月)
最近は、年1回くらいの受験頻度である。最初のころは途轍もなく難しく感じられた問題も練習を重ねることで、着実にスコアアップできるようになった。TOEICは対策をすればするほど確実にスコアアップというご褒美が返ってくる。続けることの大切さを教えてくれ、客観的に英語力を測ることができるTOEICは本当に素晴らしいと思う。
すっかりTOEICのファンとなっている筆者は、約2時間で200問に答えるハードな試験ではあるのだが、この先限りある人生のなかで、少しでも受験しておきたいと、受験回数を増やすべくひそかに計画している(笑)
さて、今回は、Part5の対策である。ご紹介するのは、「TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法 (朝日新聞出版)TEX加藤 著 以後本書という。」である。
TOEIC L&R TEST 出る問特急 金の文法
他の特急シリーズ同様、新書版サイズで扱いやすい。総ページ数は335ページである。
筆者のTEX 加藤先生は毎回TOEICを受験して満点の990点と抜群の信頼度があり、安心して取り組むことができる。
TEX 加藤先生がTOEICのPart5の出題を独自に分析した結果、文法問題は約100パターンに細分できるとのこと。このうち、本書では主要な出題パターンが網羅されている。また、Part5を解く上で知っておくべき鉄則を、82個の「金のルール」として示している。
収録する問題数は160問。ただ解いて答え合わせして終わりではなく、解説をしっかり読んで、正解・不正解の理由を理解することが大切である。
また、問題を一通り解き終わったら、巻末の「ランダム160本ノック」を解いて復習することも大切である。
本書のすべての問題に空欄に正解を入れた形の音声を聞くことができる。また、巻末の「音読用例文」を見ながら、音声を聞き、音読を繰り返そう。いずれも無料でダウンロードして利用できる。
スマホの無料アプリのabceed(エービーシード) 、PCのダウンロード(朝日新聞出版のサイト)が対応している。
なお、「abceed」はスマホとPCで利用できるAI英語教材である。利用には会員登録が必要である。
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