TOEIC® Listening & Reading Testとは
TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICテストという)は、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示される。
スコアの目安(TOEICの公式サイト)
今回ご紹介するのは、「TOEIC(R) L&Rテスト Part 2 リスニング解体新書 勝山庸子著(アルク)以下本書という」である。
TOEIC(R) L&Rテスト Part 2 リスニング解体新書
本書は、TOEICテストの「パート2対策書」である。
本書の特徴は以下の通りである。
公式問題集のPart 2、1000問(40セット)の問題文・選択肢を徹底分析し、受験者が間違える10の原因を特定。冒頭のテストで学習者がどのミスパターンにはまりがちなのかを診断し、不足しているスキルを「見える化」。克服ドリル/トレーニングで、どんな応答文でも聞き取れる耳を作る。
アルクの本書の紹介ページ
本書は、B6変型サイズであり、いわゆる同じアルク刊の「起き寝る」シリーズと同じサイズである。
ページ数は192ページ。集中的に取り組むのにはちょうど良い。
パート2は「リスニングセクション」でも比較的対策を立てやすいと言われる。しかし、実際取り組んでみると、文の短さ故、聞き落としが少しでもあると致命的になってしまうことがわかる。
そこで、本書では、4つの学習ステップを通して本番試験に向けた練習ができるように工夫されている。
- Step1 計100問の「診断テスト」に取り組み、あなたの弱点を診断。
- Step2 「設問タイプ」と「誤答パターン」の解説を確認。
- Step3 「診断テスト」でわかったあなたの弱点をドリルで補強。
- Step4 本番形式(25問)の「確認テスト」を4回分取り組み、総仕上げ。
なお、音声は無料でダウンロードして聞くことができる。スマホでは、英語学習アプリ「booco(ブーコ)」で、PCでは、アルクの「ダウンロードセンター」が対応している。
いかがであろうか。パート2のスコアが伸び悩む方は参考にしていただけると幸いである。
これまでにたくさんのTOEICテスト対策書が出版されている。
人によってTOEICテストの悩みは異なる。したがって、必要な対策書も人それぞれに違って当たり前なのである。あなたの一冊が見つかるきっかけに本稿が少しでも役立てられたなら幸いである。
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