世の中にはたくさんのデータが溢れている。データが集まれば、その次にはデータ分析である。
データ分析には、統計学の手法が使われる。しかし、統計学は、実際とても複雑になっている。本当に極めるなら数学的な理解が求められる。とは言え、専門家になろうとしているわけではないときに、統計学を学ぼうすると、ハードルはとても高く感じられる。
そこで、気軽に読めて、わかりやすい「統計学」の書籍を探してみえるなら、この書籍はいかがであろう。
「統計学がわかる (ファーストブック) 向後 千春、 冨永 敦子 (著) 技術評論社 以下本書という」である。
統計学がわかる (ファーストブック)
本書の特徴は以下の通りである。
初学者でも気軽に読めて、楽しく学べる統計学はいかがですか?
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ポテトのばらつきやアンケート集計の結果など、
ファストフード店で起こる統計的な疑問の数々を、
登場人物たちと一緒に悩み、一緒に解決していきましょう。
仕事でデータ分析の必要を感じているビジネスマン、
論文を書くために統計学の知識を必要としている学生さんなどに、
とっかかりの一冊としておすすめです。
【目次】
第1章 ポテトの長さは揃ってる?―平均と分散
第2章 ポテトの本数はどのくらい?―信頼区間
第3章 ライバル店と売り上げを比較―カイ2乗検定
第4章 どちらの商品がウケていますか?―t検定(対応なし)
第5章 もっと詳しく調べたい!―t検定(対応あり)
第6章 3つ目のライバル店現る―分散分析(1要因)
第7章 新メニューで差をつけろ―分散分析(2要因)
本書は、ハンバーガーショップという具体的な例で話が展開していく。これは、統計学の入門者にはやさしく、わかりやすいと感じられる。
例えば、「平均」から「度数分布」、そして、「分散と標準偏差」と段階別に説明することによって、曖昧だった用語の意味も明確になってくるだろう。
「学び」はまずは、興味を持つことから始まる。そして、学んでいけば、人生を変えるような出会いもあるかもしれないのである。
本書をきっかけとして、データ分析の考え方と使えるスキルを身につけて、ご自分の生活に役立てていただきたい。
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