管理業務主任者とは
「管理業務主任者」とは、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格者のことです。
「管理業務主任者」となるには、管理業務主任者試験に合格し、管理業務主任者として登録し、管理業務主任者証(以下「主任者証」という)の交付を受けることが必要です。
一般社団法人 マンション管理業協会の公式サイト
マンション管理業者は、その事務所ごとに、事務所の規模を考慮して国土交通省令で定める数(事務所ごとに、30管理組合につき一人以上)の成年者である専任の管理業務主任者を置かなければならない。
管理業務主任者試験とは
管理業務主任者試験は、マンションの管理の適正化の推進に関する法律(平成12年法律第149号)の定めるところにより、一般社団法人マンション管理業協会が国土交通大臣より指定試験機関の指定を受け実施するものです。
一般社団法人 マンション管理業協会の公式サイト
2022年度(令和4年度)の受験申込は既に終了している。
今年度の受験を申し込まれた方のご健闘を祈念いたします。そして、この記事で「管理業務主任者」に興味を持たれた方は、ぜひ来年度の試験を目指していただきたい。
四肢択一のマークシート式で50問を2時間で解答する。なお、マンション管理士試験合格者は「マンション管理適正化法」の5問が免除される。
対策としては、先ずは、過去問学習であろう。今回は、「2022年版 出る順管理業務主任者 分野別過去問題集(東京リーガルマインド編著)以下本書という」をご紹介する。
2022年版 出る順管理業務主任者 分野別過去問題集
総ページ数は868ページと大部である。それは、以下の通り試験範囲が広いことが影響する。
- 民法・その他法令
- 区分所有法等
- マンション標準管理規約
- マンション管理適正化法
- 管理事務
- 会計
- 建築・設備
- 設備系法令
そこで、本書は、通勤・通学などの外出時に、持ち運びがしやすいように分冊できる「セパレート」方式を採用する。
第1分冊:①法令編上(民法・その他法令、区分所有法等)
第2分冊:②法令編下(マンション標準管理規約、マンション管理適正化法)
第3分冊:③管理事務、会計、建築・設備、設備系法令
分冊については、好みが分かれるところではある。しかし、ある分野を集中的に学習したい時には、持ち運びやすさもあり、活躍しそうである。
まとまったまま利用したい方には、デメリットも。途中に分冊用の表紙が挟まっているのだが、硬い用紙を使っているため、あるページを開いたままにしておきたいときに邪魔になってくる。
必要な情報を見開きに収録する、見開きレイアウトを採用している。一問がこれで完結しているので学習しやすい。それだけに、先に述べたデメリットは惜しいところである。
過去8年分を収録している。もちろん最新の法令等の情報にアップデートしてある。該当問題には「改題」表示がされる。また、巻末ハガキでのご応募でプラス2年分がプレゼントしてもらえる。
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