「ティファニーで朝食を 」と言えば、オードリー・ヘプバーン 主演の映画があまりにも有名である。
もちろん、名作であることは間違いないが、主人公、ホリー・ゴライトリーのあまりに気ままで自由すぎる行動にある種の違和感を覚えていた。
その疑問を解消すべく、原作本を読んでみることにした。
「ティファニーで朝食を (新潮文庫) トルーマン カポーティ (著)、 村上 春樹 (翻訳) 以下本書という」である。
ティファニーで朝食を (新潮文庫)
本書の紹介は以下の通りである。
海外名作新訳コレクション。
村上春樹×トルーマン・カポーティ、永遠の名作、みずみずしい新訳で待望の文庫化!
第二次大戦下のニューヨークで、居並ぶセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。気まぐれで可憐、そして天真爛漫な階下の住人に近づきたい、駆け出し小説家の僕の部屋の呼び鈴を、夜更けに鳴らしたのは他ならぬホリーだった……。
表題作ほか、端正な文体と魅力あふれる人物造形で著者の名声を不動のものにした作品集を、清新な新訳でおくる。
目次
ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany’s
花盛りの家 House of Flowers
ダイアモンドのギター A Diamond Guitar
クリスマスの思い出 A Christmas Memory
訳者あとがき 村上春樹Amazonの紹介ページ
本書で、筆者の疑問が解消されたわけではない。でも、ホリーという人となりが少しわかった気がする。
わかるというより、感じると言った方が適切なのかもしれない。
ちなみに、本書の翻訳は、あの「村上春樹」さんである。「あとがき」もさすがに村上さんで素晴らしい。
そして、「ティファニーで朝食を」の他にも短編が3話収録されている。
なお、珠玉の翻訳で本作のエッセンスは味わえた。しかし、英語を学ぶ者としては、原文でも味わってみたいところである。
そこで、次は、「講談社ルビー・ブックス」シリーズの「ティファニーで朝食を」あたりに挑戦したいところどある。
辞書をひかずに原著がよめる「ルビ訳」付
わかりやすい単語、イディオム、言い回しに訳がついています。
■ 辞書が不要、短時間で読みえることができる。
■ 疑問をその場で解消できる。文脈がつかみやすい。
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