基本情報技術者試験対策(57)「擬似言語(18)木構造(1)」

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IT系

木構造

親と子の関係を表現するのに適したデータ構造である。親は複数の子をもてる一方で、子はただひとつの親のみを持つ。 関連する用語と図は、以下の通りである。

用語説明
節(根と葉を含む) と枝で構成するデータ構造。
節と節とをつなげる線。 値は格納しない。
節の中に値を格納する。 ノードともいう。
節のうち、 親をもたないもの。木に1つのみ存在する。
節のうち、子をもたないもの。

木構造には様々な種類がある。 重要なものと、それらの包含関係は、以下の通りである。

二分木

子の数が最大でも2である木構造である。 つまり、子をもたない (つまり0)、 1つの子をもつ、 2つの子をもつ、のうちのどれかである。

完全二分木

二分木のうち、2つの子をもつ木構造である。 二分木との違いは、 同じ段がすべて埋まるまで、下の段を埋められない点である。

ヒープ

完全二分木のうち、次のどちらか一方の特性をもつ木構造である。なお、同じ段における値の大小関係は問わない。

親の値は子の値よりも常に大きいか等しい。 最大ヒープという。

または

親の値は子の値よりも常に小さいか等しい。 最小ヒープという。

参考
 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版 橋本 祐史 (著) 翔泳社

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