前回に引き続きMOS「マイクロソフトオフィススペシャリスト」を取り上げる。今回はWord (一般レベル)である。早速試験についてみていこう。
試験概要
試験の形態 コンピュータを使った実技試験(CBT)
試験時間 50分
出題範囲
文書の管理 | 文書内を移動する 文書の書式を設定する 文書を保存する、共有する 文書を検査する |
文字、段落、セクションの挿入と書式設定 | 文字列や段落を挿入する 文字列や段落の書式を設定する 文書にセクションを作成する、設定する |
表やリストの管理 | 表を作成する 表を変更する リストを作成する、変更する |
参考資料の作成と管理 | 参照のための要素を作成する、管理する 参照のための一覧を作成する、管理する |
グラフィック要素の挿入と書式設定 | 図やテキストボックスを挿入する 図やテキストボックスを書式設定する グラフィック要素にテキストを追加する グラフィック要素を変更する |
文書の共同作業の管理 | コメントを追加する、管理する 変更履歴を管理する |
試験はすべて実技試験で、筆記試験はありません。各試験会場に用意されたパソコンを使い、問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定します。
試験環境
OS | Windows 10 Pro |
Office製品 | Microsoft Office Professional /Professional Plus 2019 |
日本語入力システム | Microsoft IME |
キーボード | 106 / 109(JIS配列) |
モニターサイズ | 17インチ以上 |
モニター解像度 | 1280×1024以上 |
マウス | 光学式2ボタン以上 |
独習におすすめの書籍
短期合格のためには、効率的に学習できる書籍が必要である。筆者のおすすめは、
MOS Word 365&2019 対策テキスト&問題集 (富士通エフ・オー・エム)
本書の活用法
社会人であれば、Wordを使ったことがある、もしくは現在使っていることだろう。しかし、その利用法は自己流になってはいないだろうか。MOS試験のための学習ではあるが、もちろん試験のためだけではない。試験の合格に必要なWordスキルを学ぶことはWordの特性を活かした効率的な利用法を学ぶことに他ならない。つまり、Wordを使った業務の効率化が図れるメリットがある。
Wordの基礎知識を確認しよう
MOS対策の前にWordの基礎知識を確認しておこう。足りないスキルは事前に習得しよう。「チェックシート」や購入者特典の活用が効果的だ。
学習計画を立てよう
受験日を決めたら、その日に合わせて計画を立てよう。ご自分のライフスタイルに合わせて無理なく立てることがポイント。
出題範囲の機能を理解しよう
添付CD-ROMからご自分のパソコンにインストールすることで、実習用データファイルをひとつずつ実際に操作しながら、出題範囲の機能が確認できる。なお、Q&A方式なので、Answer部分は別紙で隠してチャレンジするとよい。もちろん初心者の方は1回目はAnswerを見ながらでもよいだろう。
また、出題範囲のコマンドは暗記しておくことをおすすめする。試験時間はけっこうタイトなので、スムーズなパソコン操作は合格には欠かせない。購入者特典の「出題範囲コマンド一覧表」がおすすめ。
模擬試験で力試し
出題範囲をひと通り学習したら5回分の模擬試験で実戦力を養おう。模擬試験は一回解いて終わりではもったいない。3回は繰り返してご自分の苦手な分野を克服しよう。
いかがであろうか。効率的に学習して、短期合格を目指していただきたい。
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