FP2級対策(テキストを比較してみました・その3)

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FP(試験科目)

本ブログではこれまでFP2級対策として、テキストと問題集を紹介してきた。今回は、テキストの比較の3回目をお送りする。

取り上げるテキストは、「スッキリわかる FP技能士2級・AFP 2022-2023年(TAC出版)(以下スッキリという)」、「イメージで攻略 わかる! 受かる! ! FP2級 AFP テキスト&問題集 2022-2023年版(マイナビ出版)(以下マイナビという)」、そして、「うかる! FP2級・AFP 王道テキスト 2022-2023年版(日本経済新聞出版)(以下うかるという)」の3冊である。

テキストの見やすさの比較

マイナビ」のテキスト部分と「うかる」がオールカラーなのに対して、「スッキリ」は2色刷りである。現在のトレンドは、オールカラーと言えるが、どちらも見やすさではそん色ないのが正直な印象。「マイナビ」は後述のとおり大部である分、余白、行間、文字の大きさなどは適切で、一ページに情報を無理やり詰め込んだ印象はなく、スムーズに読み通せた。「スッキリ」と「うかる」は、コンパクトな分、余白が少なめな印象である。この辺りは好みが分かれるところだろう。

ページ数の比較

スッキリ」は、本体部が481ページ。持ち運び可である。「マイナビ」は、全部で 663ページとかなりの大部である。ただし、分冊して利用でき、1冊目が、365ページで、2冊目が、298ページとなっている。なんとか持ち運べるサイズとなっている。「うかる」は、巻頭の説明文や索引を含めても472ページと、他社よりはページ数は少なめの印象である。

赤シートへの対応は、「スッキリ」と「うかる」である。

問題演習について

スッキリ」と「マイナビ」ではこの一冊で問題集にも対応している。「スッキリ」は、一項目学習すると、「問題演習」で学んだ内容をすぐにアウトプットすることで知識の定着を図る。問題は頻出の過去問である。「マイナビ」では、問題集は、過去の出題傾向から選んだ問題だという。オリジナルと思われる。「学科」と「実技」に対応している。「うかる」は、随所に〇×式の「確認問題」が掲載されている。

「実技試験」対応について

スッキリ」は、章立ては6分野に対応して、6章のほか、実技試験対策として、試験実施団体の(社)金融財政事情研究会( 金財)の「個人資産相談業務」と「生保顧客資産相談業務」及び日本FP協会の「資産設計提案業務」に対応しており、プラス3章で計9章となっている。

マイナビ」は、フルカラーのテキスト部分と2色刷りの問題集部分の2部構成である。章立ては6分野に対応して、6章(6ステージ)で、分冊に対応しており、「1分冊」には、ステージ1からステージ3までのテキスト&問題集。「2分冊」には、ステージ4からステージ6までのテキスト&問題集。なお、問題集は、過去の出題傾向から選んだ問題だという。オリジナルと思われる。「学科」と「実技」に対応している。また、各ステージのトビラには、「傾向と対策」として、「学科試験」と「実技試験」のそれぞれについてポイントがまとめられている。

うかる」は、章ごとに、トビラのページに「学科試験対策」と「実技試験対策」について役立つ情報が掲載されている。各章末には金財・FP協会それぞれで出題されやすい実技試験対策が掲載されている。

その他の特徴について

スッキリ」は、書籍の巻頭では「改正ポイント」をフルカラーで掲載している。実際に改正点が問われることもあるので、まとめてあるのは非常に便利でありがたい。なお、2022年4月1日現在の法令に基づいている。また、本書巻末には、「試験2日前の学習スタート」でも大逆転を狙えるという袋とじが付属している。また、「講義動画」視聴サービスがあるので、「公的年金」など読んだだけではわかりにくい論点も確認できる。

マイナビ」は、「小田先生(おーちゃん)の動画レッスン(YouTube)」が利用できる。各ステージの最初のページにある動画用マークからアクセスできる。各講義10分程度である。

うかる」は、「重要」ポイントを中心にまとめたPDFファイルをダウンロードできる。「スマホ学習」に最適である。

いかがであろうか。この小文がみなさまのテキスト選びの参考となれば幸いである。

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