「登録販売者試験」は、厚生労働省の「登録販売者試験問題作成に関する手引き」に基づいて出題される。
とは言え、この手引きは、約400ページにわたって文字や表が並んでいる。
筆者はこれまで、PDFで参照することはあったが、もっぱら市販のテキスト「改訂版 この1冊で合格! 石川達也の登録販売者 テキスト&問題集 石川達也著 KADOWAKA 以下本書という」で学んできた。
しかし、本書は、「登録販売者試験問題作成に関する手引き 以下「手引き」という」の令和4年3月版に基づいて執筆されている。したがって、最新の「令和5年4月手引き」には、自分で対応しなければならない。
なお、幸いにも、本書では、この「令和5年4月手引き」に対応した、「改訂版石川達也の登録販売者テキスト&問題集」令和5年4月手引き改訂追補が、KADOWAKAの本書の紹介ページに掲載されている。
必要に応じてご参照いただきたい。
ともあれ、筆者は、「令和5年4月手引き」のプリントアウトに挑戦してみた。
これからもテキスト中心で学ぶことに変わりはないが、一度はこの「令和5年4月手引き」を紙ベースで見ておきたいと思ったのだ。
プリントアウトしたのは、(参考)令和4年3月版からの修正履歴入り[PDF形式:8,418KB]である。普通のインクジェットプリンターを使用して、両面印刷で2時間ほどかかった。(用紙の補給、インクの交換も含めて)
正面から見るとボリューム感はないのだが・・
横から見るとご覧のとおり。
さすがにこのボリューム感では読む気にはなれない(笑)
令和5年4月の一部改訂とは
令和5年4月の一部改訂は、主に「第4章 薬事関係法規・制度」に関するものであった。
- 登録販売者が店舗管理者となるための従事期間要件の緩和
- 登録販売者が区域管理者となるための従事期間要件の緩和
- 「研修中の登録販売者」の名札
- 厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれのある医薬品
従事期間要件の緩和によって、従来より早く店舗管理者や区域管理者に就けるようになる。
また、「厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれのある医薬品」において、
令和5年4月版では、 ①エフェドリン ②コデイン ③ジヒドロコデイン ④ブロモバレリル尿素 ⑤プソイドエフェドリン ⑥メチルエフェドリン
のうち、 ②コデイン ③ジヒドロコデイン⑥メチルエフェドリンについて、「(鎮咳(がい)去痰(たん)薬に限る)」の表記がなくなり、以前は「(鎮咳去痰薬に限る)」など薬効群等が限定されていたものが、鎮咳去痰薬以外の医薬品についてもこれらの有効成分が含有されている場合は、濫用等のおそれがあるものとして、より条件が厳しくなった。
登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和5年4月)(厚生労働省のWebサイト)
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