基本情報技術者試験の公開問題を解こう!(令和6年度・科目A)(10)「下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュール」

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基本情報技術者試験の令和6年度の公開問題を解いてみよう。

今回のテーマは、「下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュール」である。

問11  階層構造のモジュール群から成るソフトウェアの結合テストを,上位のモジュールから行う。この場合に使用する,下位のモジュールの代替となるテスト用のモジュールはどれか。
ア  エミュレータ
イ  シミュレータ
ウ  スタブ
エ  ドライバ

正解:ウ

ア エミュレータ

「真似る」を意味するemulateが語源であり、特定のハードウェアやOS向けに開発されたソフトウェアを異なる環境で実行させるためのソフトウェアを表します。
(NTT西日本のWebサイトより)

イ シュミレータ

シミュレータ(simulator)とは、現実の現象や物体などを模擬的に再現する機能を持った装置やソフトウェア、システムなどのこと。
(IT用語辞典 e-Words)

ウ 正解(スタブ)

トップダウンテスト(top-down testing)とは、ソフトウェアやシステムのテスト手法の一つで、上位のモジュールから順に結合しながら動作を検証していく方式。
その際、「スタブ」(stub)と呼ばれるダミーの下位側(呼び出される側)のモジュールを用意し、上位モジュールから順に結合してテストする。
(IT用語辞典 e-Words)

エ ドライバ

ボトムアップテスト(bottom-up testing)とは、ソフトウェアやシステムのテスト手法の一つで、下位のモジュールから順に結合しながら動作を検証していく方式。
その際、「ドライバ」(driver/テストドライバとも)と呼ばれるダミーの上位側(呼び出し側)のモジュールを用意し、下位モジュールから順に結合してテストする。
(IT用語辞典 e-Words)

参考
令和07年 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 山本 三雄 (著) 技術評論社

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