ChatGPTは、「調べる」ではなく、「相談相手」として使おう。
ChatGPTは、知識は豊富だが、間違えることもある。
ChatGPTにも以下の様に掲載されている。
「ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。」
なお、本稿では、ChatGPT「無料版」でご紹介している。
ChatGPTは、自然な文章を作るのが得意だから、本当に自然なウソをつくことがある。
この現象は、「ハルシネーション」と呼ばれる。
ハルシネーションとは、人工知能(AI)が事実に基づかない情報を生成する現象のことです。まるでAIが幻覚(=ハルシネーション)を見ているかのように、もっともらしい嘘(事実とは異なる内容)を出力するため、このように呼ばれています。
OpenAIのChatGPTやGoogle Bardのような会話型AIサービスでは、ユーザーの質問に対してAIが回答しますが、どのようなデータに基づき回答されたのかが分からない場合、それが真実なのか嘘なのか、ユーザーが判断することは困難です。ハルシネーションは、会話型AIサービスの信頼性に関わる問題であり、この問題を解消するために様々な研究が進められています。野村総合研究所のWebサイトより
そこで、ChatGPTは、「相談相手」として役立てよう。
ChatGPTは、「ほとんどいいことを言うが、たまに間違える相手」という心づもりで接するとよい。
以下のような場面が考えられる。
基礎知識の確認
会話例
DNAとは何ですか。
DNA(デオキシリボ核酸)は、ほとんどすべての生物において遺伝情報を保存している分子です。生命の成長、発達、機能、繁殖を指示するための設計図の役割を果たしています。以下にDNAの基本的な情報を説明します。
DNAの構造
- 二重らせん構造:
DNAは「らせん状のはしご」や「ねじれた階段」のような形をしています。これを二重らせん構造と呼びます。 - ヌクレオチド:
DNAは「ヌクレオチド」と呼ばれる小さな単位から構成されています。ヌクレオチドは以下の3つの部分から成ります:- 糖(デオキシリボース)
DNAの骨格を形成します。 - リン酸
糖同士を結合して骨格を安定させます。 - 塩基(窒素塩基)
情報を記録する部分で、4種類あります:- アデニン(A)
- チミン(T)
- シトシン(C)
- グアニン(G)
- 塩基対の規則:
AとTが結合し、CとGが結合します(相補的塩基対)。
- 糖(デオキシリボース)
DNAの役割
- 遺伝情報の保存:
DNAは遺伝子という形で、生命活動に必要な情報を蓄えています。 - 自己複製:
DNAは細胞分裂の際に自分自身を正確に複製し、新しい細胞に情報を伝えます。 - 遺伝子発現:
DNAの情報はRNAに転写され、最終的にタンパク質が合成されます。このタンパク質が体の構造や機能を担います。
DNAの細胞内での存在
- 真核生物:
DNAは主に細胞核内に存在し、染色体という形で整理されています。 - 原核生物:
DNAは細胞質内に存在します。 - 人間の場合:
46本の染色体(23対)に分かれており、すべての体細胞に存在します。
ご興味のある分野(例: 遺伝子操作、DNAの複製、医療応用など)についてさらに詳しく知りたい場合はお知らせください!
アイデアのきっかけに
会話例
ユニークなレストランのコンセプトを教えてください。
以下は、ユニークなレストランのコンセプトのアイデアです。新しさ、体験、テーマ性を重視しています!
1. 時間旅行レストラン
- テーマ: お客さんが特定の時代に「タイムスリップ」できる体験を提供。
- アイデア: 例えば、中世ヨーロッパの城、未来の宇宙ステーション、昭和レトロな日本など。スタッフの衣装や音楽、食器もその時代に合わせる。
- ユニークポイント: 各テーブルごとに時代が違うエリアも用意。
2. 逆転レストラン
- テーマ: 食事の順序を逆に楽しむ。
- アイデア: デザートから始まり、メインディッシュ、前菜、最後に飲み物。逆転の発想で味覚をリフレッシュ。
- ユニークポイント: 視覚的にも驚きがある料理を提供し、順番が違うことで新しい味の体験を提供。
3. 暗闇レストラン
- テーマ: 完全に暗闇の中で食事を楽しむ。
- アイデア: 視覚を遮断することで、他の感覚(味覚、嗅覚、触覚)を強調。食事中、スタッフは暗視ゴーグルを着用。
- ユニークポイント: 何を食べているのか当てるゲーム要素も追加可能。
4. 自己栽培レストラン
- テーマ: 自分で育てた食材をその場で調理。
- アイデア: 各テーブルに小さなハーブガーデンがあり、料理に使用するハーブや野菜を摘む体験ができる。
- ユニークポイント: 環境意識が高い層にもアピールできる。
5. 移動レストラン
- テーマ: 列車やバスなど、移動中に食事を楽しむ。
- アイデア: 景色が変わることでダイナミックな体験を提供。例えば、観光名所を巡りながら地元の料理を楽しむ。
- ユニークポイント: 地域の特産品を楽しむことに特化。
6. 料理ミステリーレストラン
- テーマ: 食事中にミステリーの物語を楽しむ。
- アイデア: コースの各料理に手がかりが隠されていて、食べながら謎を解く。
- ユニークポイント: 食事とエンターテインメントの融合。
7. 無重力レストラン
- テーマ: 宇宙旅行を模した無重力体験の中で食事をする。
- アイデア: 実際の無重力は難しいが、特殊な装置で軽い浮遊感を体験しながら食事を提供。
- ユニークポイント: 宇宙食風の創作料理。
8. 音楽と料理の融合
- テーマ: 料理の味が音楽で変わる体験を提供。
- アイデア: 特定の料理に合わせたBGMが流れ、食べるときの感覚を調整。たとえば、デザートに合わせて甘さを引き立てる音楽。
- ユニークポイント: 音楽家とコラボレーション可能。
興味があるアイデアがあれば、さらに詳細を詰めるお手伝いをします!
プログラミングのアドレス
会話例
Pythonでリストの要素を逆順にする方法を教えてください。
Pythonでリストの要素を逆順にする方法はいくつかあります。以下に代表的な方法を説明します。
1. reverse()メソッドを使う
リストのメソッドreverse()
を使用すると、リストの要素をその場で逆順に並べ替えます。元のリストが変更されます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
numbers.reverse()
print(numbers) # 出力: [5, 4, 3, 2, 1]
2. スライス記法を使う
スライス記法[::-1]
を使用すると、新しい逆順のリストを作成できます。元のリストは変更されません。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
reversed_numbers = numbers[::-1]
print(reversed_numbers) # 出力: [5, 4, 3, 2, 1]
3. reversed()関数を使う
組み込み関数reversed()
を使うと、逆順のイテレータが返されます。これをリストに変換することで逆順のリストを得られます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
reversed_numbers = list(reversed(numbers))
print(reversed_numbers) # 出力: [5, 4, 3, 2, 1]
4. ループで手動で逆順にする
for
ループなどを使用して手動でリストを逆順にすることもできます。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
reversed_numbers = []
for i in range(len(numbers) - 1, -1, -1):
reversed_numbers.append(numbers[i])
print(reversed_numbers) # 出力: [5, 4, 3, 2, 1]
どの方法を選ぶべきか?
- リストをその場で変更したい場合:
reverse()
が最適。 - 元のリストを保持したい場合: スライス記法や
reversed()
を使用。 - メモリ効率を重視する場合:
reversed()
はイテレータを返すためメモリ効率が良い。
状況に応じて使い分けてください!
ChatGPTの回答は、常に正確でない可能性があるから、ぜったいに「鵜吞み」にしないこと。
「いつでも相談に乗ってくれるもの知りな部下」として付き合うのがよい。
ChatGPTは、部下だから、その提案の最終的な責任を持つのは上司であるあなた自身ということである。
(参考)ChatGPTプログラミング1年生 森 巧尚 (著) 翔泳社
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