C言語入門をテキストで始めよう(その1)

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C言語

スッキリわかるC言語入門 第2版 前編

C言語はその歴史の古さもあって、これまでに数多の入門書が出版されている。これからC言語を始められる方はどれを選べばよいのか迷われることもあるかと思う。そこで、現在みなさまが手に入り易い書籍から筆者が選書して、その特徴などをご紹介していこうと思う。初回は「スッキリわかるC言語入門 第2版(インプレス)」。説明の都合から前編・後編でお送りする。

総ページ数は索引を除いて751ページと大部である。そのため厚さはあるものの、サイズはA5とコンパクトなので意外に扱いやすい。一緒にC言語を学んでいく仲間たちとして、4人のキャラクターが用意されている。この辺りは、「Java入門」など「スッキリわかる入門」シリーズ共通の設定であり、親しみやすい導入として工夫されている。初心者向けにいきなり難しい用語のオンパレードではせっかくのやる気満々が失せてしまう。ここは評価したい。

構成は4部構成だ。第1部では、C言語の基本構文を学び、第2部では開発を便利にする機能を、第3部ではC言語の真の力を学び、そして、第4部で、さらなるC言語の使いこなしをマスターしていく。

それでは、もう少し詳しくみていこう。

第1部 基本構文

最初に、プログラムの書き方として、C言語プログラミングの基礎知識C言語プログラムの基本構造が説明されている。以前本ブログでも触れているが、C言語ではソースファイルをそのまま実行することが出来ないので、コンパイルという作業を経て実行可能ファイルを作成する。そのためには、ご自分のPC若しくはMacにコンパイラをインストールする必要がある。これも本ブログではご紹介済みである。そして、ここからが本書の出色である。なんと、コンパイラを自分で用意せずにWeb上に準備された開発環境「dokoC」が利用できるのだ。

「docoC」

さて、プログラムでデータを扱うには格納する場所が必要だ。データと言っても数値や文字など様々で、それぞれに対応した形式で準備される。C言語では、データを格納するために変数というコンピュータ内部に「箱」のようなものを準備する。その実態はコンピュータのメモリ上の区画である。そして、変数は宣言してから代入する。(これを変数宣言の文という)

変数宣言の文 とは 型 変数名

ちなみに代入する記号は「=」である。数学のように「イコール」ではない。C言語でイコールは「==」となる。

#include <stdio.h>
int main(void)
{
  int age;
  age = 30;
  printf("%d\n",age);
  return 0;
}

代表的なデータ型として、基本の8つが紹介されている。

分類型名格納するデータ
整数charとても小さな整数
short小さな整数
int普通の整数
long大きな整数
小数float曖昧な小数
double普通の小数
真偽値booltrue かfalse
文字char半角の文字

さらに「変数宣言の文」のほかに「計算の文」と「命令実行の文」を学んでいく。

計算の文・・・変数や値を用いた様々な計算処理をコンピュータに指示するための文。

命令実行の文・・・C言語が準備している様々な命令を呼び出すための文(printfなど)

いよいよサンプルコードの説明が中心となってくる。しかし、キャラクターたちの問答から学ぶべきポイントを理解しよう。さらに分かりにくい箇所はイラストを使って説明している。ここはC言語の基礎となるところである。時間をかけてしっかり理解しよう。

次に、条件分岐繰り返しを学ぶ。条件によってプログラムの流れをコントロールする方法である。これまでのプログラムは上から下に順に1行ずつ実行していた(順次)が、残りの2つを学ぶことで、ほとんどのプログラムの処理ができるようになったのである。

次章では、その制御構文のバリエーションが説明される。やや難しいテーマもフローチャートと基本構文とサンプルコードを並列して表示することで、視覚的に理解することできる。これまでのほとんどの書籍ではサンプルコードを示して、その説明が続くという文字中心の構成が多かった。もちろん、サンプルコードを実際にご自分で入力することは、面倒がらずにぜひ取り組んでいただきたい。この手順は大切ではあるが、やはり視覚的に理解を助ける工夫があるのはとてもありがたい。

各章末には「まとめ」と「練習問題」がある。ここまでの知識の確認を図ることができる。

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