TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICテストという)とはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。なお、出題形式は毎回同じである。
リスニングセクション(約45分間・100問) | |
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Part1 | 写真描写問題 6問 |
Part2 | 応答問題 25問 |
Part3 | 会話問題 39問 |
Part4 | 説明文問題 30問 |
リーディングセクション(75分間・100問) | |
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Part5 | 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
Part6 | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
Part7 | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 |
今回は、「TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ! 小石 裕子著・アルク (2022/9/26) 以下本書という」をご紹介する。
TOEIC(R) L&Rテスト 英文法 出るとこだけ!
TOEICテストは、7つのパートで構成されるが、本書は、Part5とPart6の文法・語法問題を扱う。
本書では、この2パートを、「必要な部分だけ見る」解法で、時間短縮を実現することを目指す。これで、この後のPart7に十分な時間を確保できる。
文法力を身につけることで、英語の理解力を底上げする。これは、リーディングセクションだけでなく、リスニングセクションにも役立つ。
本書は、2016年に初版発行された同名の書籍をアプリ「booco」対応にして改訂したものである。「booco」には、「Free」と「Plus」の二つのプランがある。「Free」は、無料であるが、音声再生のみとなる。「Plus」は有料で、すべての機能が利用できる。そして、本書の購入者特典として、この「Plus」プラン相当の機能が利用できる。
筆者は、前書を所有しており、TOEIC対策に役立ててきた。まさにTOEICテストの会場に持ち込み直前まで確認したものである。本書は、スキマ時間に利用できることがメリットであるが、アプリ対応になってますます利便性が高まった。
「Exercise」は、問題と解答が隣り合わせである。解答を「カバーの折り返し部分で隠して」取り組もう。
問題形式は、TOEICテストに合わせてABCDの選択問題のほか、クイズ形式での問題もあり、頭を働かせながら「鉄則」を習得しよう。
また、本書は、赤黒の二色刷りであるが、赤シートを使うことで、正解を隠して問題を解くこともできる。なお、赤シートが付属していないので、使用する赤シートによっては、解答が見えてしまうケースもある。出来れば正式に赤シート対応として、専用の赤シートを用意して欲しい。
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