本ブログでは、TOEIC対策として様々な教材をご紹介してきた。今回は、大学入試対策の問題集でありながらTOEICも対応しているという「英語長文レベル別問題集(東進ブックス)」である。以下の表のようにレベル別の編集となっており、本稿では「レベル5上級編 (以下本書という)」を扱う。
レベル別
レベル | 対象レベル | 対象(目安) | TOEIC | 英検 |
1 | 中学英語 | 中1~中3 | 200~300点 | 3級 |
2 | 高校受験 | 中2~高1 | 300~400点 | 準2級 |
3 | 中堅私大受験 | 高1~高2 | 400~550点 | 準2級・2級 |
4 | 中堅私大受験 | 高3 | 550~650点 | 2級 |
5 | 高3~ | 高3~受験生 | 650~800点 | 準1級 |
6 | 難関国公立・私大 | 受験生 | 800点~ | 準1級 |
英語長文レベル別問題集 5上級編
本書の特徴としては、有名大学の入試で出題された英文を用いて、高度で抽象的な英文が読める実力を身につけることを目標にしている。内容的には学術的なものが増え、論理的に内容を整理しながら読む力が求められる。対象は、有名・難関大学で出題される長文が読めるようになりたい人、長文が得意分野にしたい人、そして、英検準一級・TOEIC800点を目指す人となっている。
ページ数は157ページ。問題数は12題。非常にシンプルな構成となっている。「問題文」→「設問」→「解答・解説」→「構造分析・訳・語句」と進んでいく。
特別付録として「耳ならしCD」が付属する。全問題文の音声が収録されている。
TOEIC専門の学習書ではあまり出願されないような英文ではあるが、読み応えはあるので、しっかりと取り組んでいけばレベルアップに役立つだろう。そして、元々が大学受験ということであろうか、TOEIC専門の学習書よりもコスパがよい。
いかがであろうか。現在のレベルからステップアップして、さらに上のレベルを目指していただきたい。
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