世界史を学ぼう(詳説世界史研究)

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歴史を学ぶ意義は、単に受験のためだけではないと思う。

今を生きる我々は、人類の歴史の最先端に位置している。そして、我々は過去の歴史とつながっている。未来を予知することはできないが、過去の出来事を振り返り、そこから学ぶことはできる。

人類がこの地球上で生活していく以上、歴史を正しく理解し、これからの未来に活かしていくことこそ人類の英知と言える。残念ながら、現状は歴史から何も学んでいない。愚かしい戦争を引き起こしている国がある。しかし、あきらめず人類の未来のために平和の大切さを訴えていくことは大切である。

今回は、久々に世界史の学習を始めて、ある程度学習が進んだ読者に、参考となる書籍をご紹介したいと思う。「詳説世界史研究(木村 靖二他編・山川出版社)以下本書という」である。

詳説世界史研究

詳説世界史研究

本書は、現行の高校の教科書「詳説世界史」に準拠している。この教科書の内容を深堀する形で書かれている。

総ページ数は索引も含めて575ページとボリュームはあるハズだが、使っている用紙が上質のためが意外にコンパクトである。なお、全ページカラー刷りで、図表も見易い。

とにかく世界史は範囲が広い。そして、政治史だけでなく文化史も扱っている。世界史を網羅するにはやはり限られたと言わざるを得ない紙面では文字も多くなる。時間をかけてじっくりと読み込んでいただきたい。本書は、通史をひと通り学ぶなら必要十分であろう。

世界史とは、最初は限られた地域の歴史から始まっている。そうした地域が地球上に複数存在して、そこから周辺地域と関わりながら徐々に地域が広がっていく。そして、グローバル化した現代世界へとつながっていく。例えれば、山からの湧き水がやがて大河となるがごとくである。先ずは、時系列に整理することである。各章のトビラページにある年表を活用しよう。

本書を読破して、さらに学びを深めたい方には、巻末に「読書案内」が掲載されている。通史のシリーズ、そして、各章ごとに書籍のタイトルが紹介されている。

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