古文への誘い(基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版 )

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古文の学習は、先ずは、古文の本文をよく読むことから始まる。ただし、古文を読むためには、文法をマスターしていることが不可欠である。

今回は、初心者が手ごろな価格で気軽に古文の文法学習を始められる書籍という条件で選書した。

基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版 (望月 光・上田 慶子 (著)・旺文社刊)以下本書という」である。

基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版

基礎からのジャンプアップノート 古典文法・演習ドリル 改訂版

本書は、「文法の解説」、「チェック問題」、「練習問題」の三部構成である。

文法の解説

動詞・助動詞をはじめ、助詞や敬語・識別など、おさえておきたい30の項目をわかりやすく解説している。

チェック問題

上段に「文法の解説」、下段に「チェック問題」を掲載しているので、理解ができているのか、すぐに確認できる。

練習問題

さらに復習・応用の内容を含んだ「練習問題」が用意されている。なお、解説が別冊で用意されており、基礎力を完成させることができる。

少なくとも学習書には目的が存在する。我々はその目的に合致すると思えば利用の対象にするだろう。その点、特に入門書はターゲットを誰にするのか難しいところがある。というのも、初心者と言っても、まったく初めて学ぶ方なのか、ちょっと学んだものの挫折して再入門で手に取られた方なのかなど様々である。あまりに簡単すぎでも飽きられてしまうし、意欲的に範囲を広げると難しく感じられてしまう。

本書は、まったく初心者か古文が久しぶりの方なら、上段の「文法解説」→下段の「チェック問題」と進めるのが良いだろう。ただし、文法に少し自信のある方なら、いきなり下段の「チェック問題」から始めるのもありだろう。あるいは、いきなり練習問題から始めるという方法もある。要は使い方はご自分の使いやすい方法で進めることである。

筆者は、書籍を使って学習する際には、著者に対して感謝と敬意をもって読ませていただいている。一冊の書籍が完成するまでにどれ程の時間と労力が注がれたことだろうか。書籍を通じて著者が伝えたいことに注意を払って読み進めることにしている。

本書は、書き込み式を採用している。もちろん実際に書き込みするも良いが、筆者などは、最低でも2回は繰り返したいので、別にノートを用意するだろう。

現代はネットに情報があふれている。知りたい情報は簡単に手に入ることだろう。ただ情報の正確さにはサイトによって千差万別あると言わざるを得ない。余談だが、筆者は本ブログの執筆に際しては、情報の正解さには特に注意を払っている。情報を提供している者としては当たり前のことだと思っている。そして、万が一誤りがあれば、率直に謝罪し訂正する。これまた当たり前のことである。

情報の正確さの点では、書籍には安心感がある。ただし、情報の更新頻度となるとネットには及ばない。

本書でも「入試問題は、じわじわと様変わりをしています。」と記述しているところだ。アップツーデートな情報は信頼できるサイトから得ることが大切になる。

書籍とネットをケースバイケースで賢く使い分けていくのが、イマドキの学習方法となるだろう。

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