司法・法務民法を学ぼう!「物権変動総説」 今回のテーマは、「物権変動総説」である。 物権変動とは 物権変動とは、物権の発生・変更・消滅をいい、物権の得喪及び変更ともいう。 法律行為に基づく物権変動 契約(売買・贈与・地上権設定・抵当権設定など)、単独行為(遺言・物権の放棄など) 法... 2024.04.08司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう「物権的請求権」 今回のテーマは、「物権的請求権」である。 意義 物権の円満な支配状態が妨害され、または妨害のおそれがある場合において、その妨害の除去または予防を請求することができる権利をいう。 民法には、物権的請求権を直接認める条文はないが、当然に認められ... 2024.03.22司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう「物権の優先的効力」 今回のテーマは、「物権の優先的効力」である。 債権に対する優先的効力 一つの物について物権と債権が競合する場合は、物権が優先する。 具体的には、次の二つの場面において、物権の債権に対する優先的効力が認められる。 物の利用を目的とする債権に対... 2024.03.21司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう「物権の種類」 今回のテーマは、「物権の種類」である。 物権法定主義 物権は、民法その他の法律に定めるもののほか、創設することができない。(民法175条)→物権法定主義 ⇔債権は、私的自治の原則により、自由に創ることができる。 物権は、直接性、絶対性、排他... 2024.03.19司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう「物権の客体」 民法を学んで、その魅力を体験しよう。今回から「物権法」を学んでいこう。 物権の客体 物権は、物に対する直接的、絶対的、排他的な支配権であることから、物権の客体とは、支配の対象になりうる物、すなわち有体物であり、かつ、特定された独立の物である... 2024.03.18司法・法務資格試験
司法・法務民法トピックス「婚姻障害の不存在」 同性婚を認めていない民法や戸籍法の規定をめぐり、札幌高裁は14日、「憲法違反」だと強く踏み込んだ。 朝日新聞デジタル版 2024年3月14日 17時58分 このように、婚姻の在り方については、時代の流れとともに、見直される流れとなっている。... 2024.03.15司法・法務資格試験
司法・法務民法トピックス「先取特権」 今回は、「担保物権」から「先取特権」を取り上げる。 先取特権 先取特権者は、民法その他の法律の規定に従い、その債務者の財産について、他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利を有する。(民法303条) 先取特権は、留置権と同様、法律の... 2024.03.01司法・法務資格試験
司法・法務民法トピックス「土地工作物責任」 今回は、「不法行為」から「土地工作物責任」について取り上げる。 土地工作物責任とは 土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があって、他人に損害を生じさせたときに、その工作物の占有者又は所有者が被害者に対して負う損害賠償責任をいう。 要件 (土地の... 2024.02.29司法・法務資格試験
司法・法務民法トピックス「消滅時効」 消滅時効とは 消滅時効とは、権利不行使の状態が、一定期間継続することによって、権利消滅の効果を生ずる時効をいう。民法では、消滅時効にかかる権利として、債権(166条1項)と債権又は所有権以外の財産権(同条2項)を規定している。 債権の消滅時... 2024.02.28司法・法務資格試験
司法・法務民法トピックス「不当利得(効果)」 本稿では、民法の各分野のうち、各種資格試験の頻出テーマについて取り上げる。 今回は、「債権各論」から「不当利得(効果)」である。 不当利得が成立すると、その効果として、受益者は、損失者に対して不当利得返還義務を負うことになる。 一般的効果(... 2024.02.16司法・法務資格試験