今回は、FP2級で頻出の「債券の利回りの種類」を取り上げる。
債券の利回り(単利計算)には、応募者利回り、最終利回り、所有期間利回り、直接利回りの4種類がある。通常、利回りといえば、最終利回りを指す。
応募者利回り
新規に発行される債券を購入し、償還まで保有した場合の発行価格に対する収益の割合(1年間に受け取る利子と1年あたりの償還差損益の合計)をいう。
最終利回り
既発債を購入して、満期償還時まで保有した場合の購入価格に対する収益の割合(1年間に受け取る利子と1年あたりの償還差損益の合計)をいう。
所有期間利回り
債券を時価(市場価格)で買い付け、償還期限まで保有せず、中途売却する場合の購入価格に対する収益の割合(1年間に受け取る利子と1年あたりの売却差損益の合計)をいう。
直接利回り
購入価格に対する年間の利子収入の割合をいう。
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