法学を学ぼう「法学教室 2023年4月号」

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司法・法務

本ブログでは、多くの資格試験で出題されることが多い民法をテーマのひとつとして取り上げてきた。しかし、民法以外でもいわゆる基本7法を中心にした法学を学ぶ意義は大きい。
この4月から新たに何かを始めようとして、これまで少しためらっていた方も、始めるのに遅いということは決してないのである。ご自分から始めようと思う気持ちが大切である。

そこで、これから法学を学ぼうとされる方にご紹介するのが、「法学教室 2023年4月号 有斐閣 以下本誌という」である。

法学教室 2023年4月号

本誌の特徴は以下の通りである。

小誌は,リーガル・マインド養成という,法学教育の目的に資する雑誌として1980年9月に創刊いたしました。この間,法曹養成制度改革により法科大学院創設され,法律学習にも変化がみられますが,法学部生を対象読者とし,基本7法を中心に学習法律雑誌としての使命を果たして参ります。

有斐閣の本誌の紹介ページ

また、4月号の内容としては以下の通りである。

入学,進級おめでとうございます。「法学教室」は,法学を学ぶ方々に,大学などとは異なる学びの場を提供いたします。本誌を読み,法学の理解を深め,さらに関心を広げていただければと思います。

さて,本年4月号は,各分野の学習を進めていくうえで,たびたび登場する基本概念に着目した特集を組みました。基本概念をしっかりと理解することが,個別論点や制度の正確な理解につながるということを感じてもらいたいと思います。

また,本特集では,概念についての淵源や歴史的な側面について解説が厚くされています。みなさんには,歴史的な積み重ねの上に現在の法・法学があり,歴史的な視点も踏まえて基本概念をはじめ様々な事柄を理解することが,法学学習を進めるには不可欠であるということを感じていただければと思います。

時事トピックスとして,音楽教室事件の最高裁判決を判例クローズアップ欄で解説します。世間が注目した事件をしっかりと抑えましょう。

講座では,行政法・会社法・刑法・刑事訴訟法の連載が新しく始まります。みなさんの苦手な分野を補う内容かもしれません。どんな連載なのか,是非チェックしてみてください。

また,演習の先生方も新しいご担当となります。こちらも是非注目してください。みなさま,法学教室4月号お手に取ってお読みください。

有斐閣の本誌の紹介ページ

まずは、内容とは関係ないが、本誌の表紙の手触りがとても良い。表裏とも特殊な加工が施されている。容易にへたり難く、例えば学部生が日々持ち歩くというような場面を想定しているのかもしれない。

ともあれ、内容も、初学者にも寄り添った作りとなっている。
各連載を法分野ごとに整理し、内容・特色、難易度をわかりやすく図示してある。これなら容易に目的にあった連載が見つけられるだろう。

4月号では、新年度の始まりにふさわしく、基本7法について、「基本概念の基礎をおさえる法学入門」と題した特集が組まれている。こういう企画は何年たっても常に新しい気持ちにされてくれるのでとても楽しみである。

4月も半ばが過ぎたとはいえ新年度は始まったばかりである。あなたも本誌で新しい年度を法学の学びで始めてみてはいかがだろうか。

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