今回はストラテジ系に焦点を当て、経営戦略・企業活動・法務それぞれの分野について解き方のコツを見ていく。
経営戦略の問題を解くコツ
経営戦略分野では、SWOT分析やPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)、競争戦略といったフレームワークに関する出題が多い。
SWOT分析の問題では、企業を取り巻く要因を「強み・弱み・機会・脅威」の4つに分類させる形式が定番である。この分野を解くコツは、まず「強み・弱み」が企業内部の要因であり、「機会・脅威」が企業外部の要因であるという軸を最初に確認することである。この軸さえ間違えなければ、問題文中の具体例がどの象限に属するかを機械的に判断できる。
PPMの問題では、市場成長率と市場占有率という2つの軸で事業を「花形」「金のなる木」「問題児」「負け犬」の4象限に分類させる出題が多い。この分野のコツは、それぞれの象限が持つ特徴(資金を生み出すのか、資金を必要とするのか)を先に整理しておき、問題文中の事業がどちらの傾向を示しているかを読み取ることである。
企業活動の問題を解くコツ
企業活動分野では、財務諸表の読み方や、生産管理・在庫管理に関する計算問題が出題される。この分野はストラテジ系の中では珍しく、簡単な計算を伴う問題が含まれる点が特徴である。
たとえば損益分岐点を求める問題では、固定費・変動費・売上高の関係を式に当てはめて計算する必要がある。この手の問題を解くコツは、公式を丸暗記するのではなく、「損益分岐点とは利益がちょうどゼロになる売上高である」という定義から式を導けるようにしておくことである。定義から式を導く習慣をつけておけば、数値の与え方が変わっても対応しやすくなる。
法務の問題を解くコツ
法務分野では、著作権法や不正競争防止法、労働者派遣に関する法律など、IT業務に関連する法律の知識が問われる。
この分野を解くコツは、法律の細かい条文を暗記するのではなく、「誰を保護するための法律か」という目的から考えることである。たとえば著作権法に関する問題では、プログラムの著作権が誰に帰属するかが問われることが多いが、契約書に特段の定めがない場合は原則として制作者に著作権が帰属するという基本原則を押さえておけば、多くの応用問題に対応できる。
ストラテジ系全体を通じたコツ
ストラテジ系の問題は、フレームワークの分類軸を正確に覚えることと、法律や制度の「目的」から考える習慣をつけることの2点を意識すると、暗記量を抑えながら得点力を高めることができる。
マネジメント系・ストラテジ系は、テクノロジ系と比べて後回しにされがちな分野ではあるが、得点源として安定させやすい分野でもある。過去問学習を通じて、それぞれの分野の考え方を着実に身につけてほしい。



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