本ブログでは、大学入試レベルの「地理歴史」を学んで、今を生きる私たちに何かヒントを与えてくれればという思いで書籍をご紹介している。もちろん、大学入試を目指す高校生などにも役立つ情報である。
「世界史」、「日本史」に続いて、「地理」についての書籍をご紹介しよう。
「一度読んだら絶対に忘れない地理の教科書 山﨑圭一著(SB Creative)以下本書という 」である。
一度読んだら絶対に忘れない地理の教科書
本書の特徴は以下の通りである。
公立高校教師YouTuberが書いた
シリーズ累計100万部突破!話題の公立高校教師YouTuber「ムンディ先生」シリーズ第6弾!!
地形や地名などをひたすら暗記する学問だと思われがちな地理。
SBクリエイティブの本書の紹介ページ
でも、地理の本当のおもしろさは、地形や気候などのメカニズムを学ぶことで
世界の文化や経済活動、災害など、世界のしくみがより理解できるようになる点にあります。
本書では、ムンディ式「ひとめで地理がわかる図解」を交えて解説することで、
学生時代に地理が苦手だった人でも、一度読むだけで地理が驚くほどわかるようになります!
大学受験、学び直しにも。高校生から、社会人まで必読の1冊!
まずは、大前提の知識の確認である。
地理歴史科の新学習指導要領では、科目構成が大幅に見直された。共通必履修科目として「歴史総合」と「地理総合」が設置され、選択履修科目として「日本史探究」、「世界史探究」及び「地理探究」が設置された。
河合塾のホームページ
「地理探究」は次の三つの大項目から構成される。
河合塾のホームページ
A 現代世界の系統地理的考察〔事象からのアプローチ〕
B 現代世界の地誌的考察〔地域からのアプローチ〕
C 現代世界におけるこれからの日本の国土像〔総合的なアプローチ〕
すなわち、学習指導要領が変わり、従来「地理A」及び「地理B」となっていた構成が、「地理総合」と「地理探究」になったのである。
そして、本書は、「地理探究」のうち、「系統地理」にターゲットを絞り、解説しているとのこと。
もちろん、学問としてはひとつであるが、大学入試の出題科目として捉えるなら、この変更はきちんと把握しておきたい。
そうでないと、本書で「高等学校の地理探求の教科書では、」と説明されても、すぐに理解できないと思われる。
本書では、地理は「ストーリーで学べ」として、地球規模の事柄から身近な事柄へと話を進めている。
図解を駆使して、視覚的な理解が図れるように工夫されているのが特徴である。
実際に、学びは生活と直結しているのを実感できるのが、この「地理」の分野であろう。
本書で「地理」を楽しく学ぶと、世界の事柄にもっと関心をもたれるのではないだろうか。
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