映画の話をしよう(ジュラシック・ワールド/新たなる支配者)

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ティータイム

本日(7月29日)が公開日の「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」。幸運にも公開日に鑑賞できた。

1993年公開の「ジュラシック・パーク」は恐竜映画の革命といえる衝撃的な作品だった。筆者も映画館で恐竜たちのリアリティーに驚いたひとりである。なかでも、T-レックスが残した大きな足跡にたまった水たまりの波紋が徐々に大きくなっていくことでT-レックスがまた戻ってくることを予感させるシーンが印象に残っている。そして、ヴェロキラプトルと子供たちのキッチンでのシーン。ラプトルの足のカギ爪を鳴らす音とその賢くも残忍な性格に恐怖したものだ。

時代は変わっても、T-レックスとヴェロキラプトルの魅力は少しも色あせない。そして29年かけて語り継がれてきた「ジュラシック」シリーズの完結編として本作が公開となった。これまでのシリーズでは恐竜たちは、島という隔絶された空間に存在してきた。かつてT-レックスが米本土に連れてこられて町中で大暴れしたことはあったが・・結局また島に戻っていったのだが。

前作「炎の王国」では、火山噴火で危険の迫った島からオークションのために連れ出された恐竜たちが、最後には世界に放たれた。ライオンと対峙して咆哮するT-レックスのシーンが印象的だった。

人類と恐竜たちのその後の世界を描いた本作。「ジュラシック・ワールド」シリーズでキーとなるヴェロキラプトルのブルーがなんと子連れに・・なぜか?そして前作では恐竜を島から連れ出すことを首謀したロックウッド家の秘密の子供「メイジー」。当時のロックウッド家の当主が娘を失った悲しみからクローンとして生み出されたとされていたが、その出生の秘密がついに明らかになる。

歴史を重ねてきた「ジュラシック」シリーズならではの演出にもさすがと思わせる。初代「ジュラシック・パーク」で恐竜の胚を密輸しようとしてネドリーに渡された「シェービング・クリーム」の空き缶。これがまたキーになっている。ネドリーにこれを渡した人物こそ、今やかつてのインジェン社に代わって、恐竜ビジネスをリードするバイオシン社を経営するルイス・ドジスンなのだ。そして、一見おとなしそうで実は凶暴な恐竜「ディロフォサウルス」。襟巻のような首のフリルを開いて毒を吹きかけるこの恐竜が意外なところで再登場する。

初代「ジュラシック・パーク」のアラン・グラント博士、エリー・サトラー博士。そして、「ジュラシック・ワールド」のオーウェン、クレアが一堂に会するのも見どころである。あのウー博士も健在である。前作までは悪役ぽかったが、今回は少し様子が違うようだが・・

最後までスリルと感動で飽きさせることはなかった。大いに楽しませてくれた。「ジュラシック」シリーズの最終章とはされているが、個人的には続編がいくらでもできそうな気はするのだが・・

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