世界史を学ぼう(導入編)

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大学入試

本ブログでは、「大学入試」をテーマのひとつに掲げている。まずは、社会科、「世界史」を扱うこととする。

今日ほど「世界史」を学ぶ重要性を感じる時はないだろう。今年2月のロシアによるウクライナ侵攻によって、世界の様相は一変した。21世紀を迎えた現代において話し合いで解決することができない事態が発生するとは衝撃的であった。人々は歴史から何を学んできたのだろう。

以上のような理由で、真っ先に「世界史」を取り上げた。それでは、社会人が世界史を学びなおすにはどうすればよいのだろうか。社会人が取り組みやすい書籍を選び、その書籍をもとにして知識の整理を図っていく。その後は入試対策参考書・問題集で入試突破の実力をつけていくことを目標としたい。

新 もういちど読む 山川世界史

新 もういちど読む 山川世界史 (山川出版社)

今回は「世界史」の導入編である。みなさまも学生時代には一度は「世界史」を学んでいることだろう。ただ、現実の仕事を含めて社会経験が未熟の生徒・学生には「世界史」を学ぶ姿勢も自ずと受け身となり、暗記ばかりの退屈な科目だったかもしれない。むしろ、今まさに現実の社会でご活躍されている、社会人のみなさまこそが、問題意識を持ち積極的に「世界史」を学ぶことができるのでないだろうか。そこで、「新 もういちど読む 山川世界史」をおすすめしたい。

この書籍の特徴は、まえがきに詳しい。

本書は以前教科書として使われていた「世界の歴史(改訂版)」をベースにしていますが、一般の読者を対象として記述を見直し、時代に即応した簡潔かつ明確なかたちに改めました。さらに、現代の理解の手助けになるようなテーマを選択してコラムとし、解説を加えています。誰にでも読みやすく、1冊で世界史の全体像を把握できる書物です。

「新 もういちど読む 山川世界史」 まえがき より抜粋

もちろん、最初から読み進めていけばよいのだが、読者が興味のある時代から読んでもいいだろう。筆者は、近現代に興味があるので、コラム「クリミア半島の歴史」に注目した。

クリミア半島の歴史

「この地域は、民族の十字路とも言うべく、スキタイ人からギリシア人、ローマ人、ゴート人、フン人などの様々な民族が興亡しつつこの半島を支配した。その後、モンゴルの征服を経て、ロシアが進出してきた。19世紀のクリミア戦争後、ロシアの南下政策はいったん挫折する。そして第二次大戦後、クリミア半島はソ連を構成するウクライナ共和国に移管された。その後ソ連が崩壊してウクライナが独立すると、ロシア人が多く住んでいたクリミア半島では独立運動が起こった。いったんロシアはこの独立支援を中止しているが、2014年にはクリミア帰属問題が再燃して、一方的な住民投票により、ロシアは、国際的にウクライナの領土と見なされているクリミア半島の併合を宣言した。」

現代にもつながる歴史の流れを感じ取れるのでないだろうか。みなさまもぜひ本書を手に取っていただき、「世界史」の学びを始めてはいかがであろうか。

コメント

  1. […] 世界史を学ぼう(導入編) 学びを始めよう […]

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