1日の終業後や週末などに、それまでに蓄積された大量のデータをまとめて処理することをバッチ処理(batch=束)と呼ぶ。 バッチ処理を行うシステムでは、データの入力と出力に長い時間がかかるので、 CPUを使った計算時間だけでなく、データの入力と出力の時間も、システムの処理時間に 加える。こうして得られた時間をターンアラウンドタイム (turn around time)と呼ぶ。
ターンアラウンドタイムを求める式
ターンアラウンドタイム=CPU実行時間※1 + 入出力時間※2 + オーバヘッド※3
※1:計算をする時間
※2:計算するデータをコンピュータに入れる時間と、計算結果のデータをコンピュータから取り出す時間
※3:その他の時間
今回は、ターンアラウンドタイムに関する問題である。この問題では、実行時間と入出力時間の他にも、オーバヘッド(何らかの処理の時間)があるとしている。
【基本情報技術者試験】平成21年度春期試験・午前
【 ターンアラウンドタイムを改善する】
問18
プログラムの CPU実行時間が300ミリ秒、入出力時間が600ミリ秒、その他のオーバヘッドが100ミリ秒の場合、ターンアラウンドタイムを半分に改善するには、入出力時間を現在の何倍にすればよいか。
ア $\frac{1}{6}$ イ $\frac{1}{4}$ ウ $\frac{1}{3}$ エ $\frac{1}{2}$
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正解は ア です。
改善前のターンアラウンドタイムは、$CPU 実行時間 + 入出力時間+オーバ ベッド=300+600+100=1,000ミリ秒$である。これを半分に改善するので、500ミリ秒にすればよいことになる。改善の対象となるのは、600ミリの入出力時間である。 この入出力時間を100ミリ秒にすれば、ターンアラウンドタイムを$300+100+100=500$ミリ秒に改善できる。 600ミリ秒を100ミリ秒にするので、$\frac{1}{6}$である。 正解は、選択肢アとなる。
(参考)情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]矢沢久雄 (著)翔泳社
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