【基本情報技術者試験対策】マネジメント系とストラテジ系のポイントを学ぼう(2)マネジメント系の問題を解くコツの具体例

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IT系

今回はマネジメント系に焦点を当て、具体的な出題テーマに沿って解き方のコツを見ていこう。

プロジェクトマネジメントの問題を解くコツ

プロジェクトマネジメント分野では、WBS(作業分解構成図)やアローダイアグラム、クリティカルパスといった進捗管理の考え方が頻出テーマとなる。

たとえばアローダイアグラムを用いた問題では、各作業の所要日数から最も時間のかかる経路(クリティカルパス)を求めさせる出題が多い。この手のグラフ形式の問題を解くコツは、いきなり複雑な経路をたどろうとせず、開始点から終了点までの経路をすべて書き出し、それぞれの経路の合計日数を比較するという手順を機械的に行うことである。クリティカルパス上の作業が1日遅れれば全体の完了日も1日遅れるという性質を理解していれば、応用問題にも対応しやすくなる。

また、プロジェクトのスコープ・コスト・スケジュールという「制約の三要素(トリプルコンストレイント)」の関係を問う問題も多い。いずれか一つの要素を変更すれば、他の要素にも影響が及ぶという考え方を押さえておくと、選択肢の中から矛盾する記述を見つけやすくなる。

サービスマネジメントの問題を解くコツ

サービスマネジメント分野では、ITILに代表されるサービスマネジメントの考え方や、SLA(サービスレベルアグリーメント)に関する問題が出題される。

SLAに関する問題では、可用性や応答時間といった具体的な数値目標が示され、それを達成するための仕組みを問う形式が多い。この分野を解くコツは、SLAが「利用者と提供者の間で交わす約束事」であるという前提を常に意識することである。この前提を押さえておけば、選択肢の中に「提供者側の都合だけを優先する」ような記述があった場合に、それがSLAの趣旨に反すると判断しやすくなる。

システム監査の問題を解くコツ

システム監査分野では、監査人の独立性や、監査の実施手順(計画・実施・報告・フォローアップ)に関する出題が多い。

この分野で特に重要なのは、監査人が「監査対象の業務から独立した立場」でなければならないという原則である。問題文の中に、監査人自身が開発や運用に関与しているような記述があれば、その時点で独立性の原則に反すると判断できる。このように、監査分野の問題は原則さえ押さえておけば、比較的短時間で正誤を判断しやすい分野といえる。

マネジメント系全体を通じたコツ

マネジメント系の問題は、いずれのテーマも「誰の立場で、何を守るための仕組みか」という視点で整理すると理解が進みやすい。プロジェクトマネジメントであれば納期とコストを守るため、サービスマネジメントであれば利用者との約束を守るため、システム監査であれば公正性を守るため、というように、それぞれの仕組みの目的を意識して学習すると、暗記に頼らずに正答を導けるようになる。

次回はストラテジ系の問題について、具体的な出題例を交えながら解き方のコツを見ていく。

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