【基本情報技術者試験】「ストラテジ系のポイント(4)」

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IT系

企業活動

基本的に情報処理技術者は、社会人なので、お金の勘定ができなければならない。企業活動の分野では、企業の財務諸表の種類がテーマになっている。さらに、費用や利益の計算問題が出題されることもある。

日本の会計基準における財務諸表には、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」「株主資本等変動計算書」がある。 下記の問題は、財務諸表の種類を問う問題である。それぞれの財務諸表の役割を知っていれば、正解を選べるだろう。もしも知らないなら、下記の問題を通して覚えておこう。

 財務諸表の種類 (H29 秋 問77)

問77 財務諸表のうち, 一定時点における企業の資産、負債及び純資産を表示し、企業の財政状態を明らかにするものはどれか。

ア 株主資本等変動計算書
イ キャッシュフロー計算書
ウ 損益計算書
エ 貸借対照表

貸借対照表

貸借対照表の例を下記に示そう。 左右2つの部分から構成され、左側に資産(企業が持っている財産)を示し、右が負債(他から借りているもの)純資産(自分で持っているもの)を示す。 企業は、決算時に貸借対照を作成し、その時点での財政状態を示す。 必ず資産=負債+純資産になるので、会社が持っている資産が、どのような負債と純資産から構成されているかがわかる。

貸借対照表の例

資産金額負債・純資産金額
【流動資産】【流動負債】
現金・預金3,000,000買掛金1,500,000
売掛金1,500,000短期借入金1,000,000
商品500,000
流動資産合計5,000,000流動負債合計2,500,000
【固定資産】【固定負債】
車両運搬具2,000,000長期借入金3,000,000
備品1,000,000
固定資産合計3,000,000固定負債合計3,000,000
【純資産】
資本金2,000,000
利益剰余金500,000
純資産合計2,500,000
資産合計8,000,000負債・純資産合計8,000,000

損益計算書

損益計算書は、企業の会計期間における売上、費用、利益を示すものである。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書は、企業の会計期間におけるキャッシュ(現金)フロー(収入と支出) を、営業活動、投資活動、財務活動ごとに示したものである。

株主資本等変動計算書

株主資本等変動計算書は、貸借対照表の純資産の変動額のうち、資本金の変動事由を報告するものである。 選択肢の1つになっているが、現時点で入手可能な過去問題には、株主資本等変動計算書をテーマとした問題は存在しない。

それでは、問題を検討しよう。 企業の資産、負債、純資産から財政状態を示すから、選択肢エの貸借対照表が適切だろう。 実際の正解も選択肢となる。

(参考)情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]矢沢久雄 (著)翔泳社

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